世界に誇るシンカンセン Part 2 [日本の技術]
「世界に誇るシンカンセン」のPart-2、今回(完結編です)は新幹線の技術などをメーンに見てみたいと思います。(Part 1をご覧になりたい方はこちらから)
九州新幹線のつばめ(800系)
東北新幹線のE5系「はやぶさ」
新幹線の技術革新
新幹線は、日本、いや、世界の鉄道史上はじめて210Km/hという高速営業速度を実現した鉄道です。 高速を達成するため、乗客の安全を守るため、そして騒音を減らすため、などなど、種々の課題・問題を克服・解決するためにさまざまな新技術が開発され導入されました。ここではその代表的なものを紹介したいと思います。
新幹線というシステムの中で、もっとも重要な安全システム… 続きを読む
世界に誇るシンカンセン Part 1 [日本の技術]
とはよく聞く言葉ですが、ともすると日本人だけがもっているナショナリズム的な考えのように思えますが、1964年に開業以来、50年近く死者を出す大事故なしという事実は、新幹線が開業当初から時速200キロ以上で走る高速列車であること、地震多発の日本で運行していることなどを考えると、驚異的とも言えます。
1964年、東京オリンピックの年に開業した東海道新幹線のひかり号(0系)
日本の新幹線の技術力の高さの一端は、先の東日本大地震の際にも見事に実証されました。 3月11日の大地震発生時、東北地方では27本の新幹線が運行中だったにも関わらず、一つとして脱線事故を起こすことなく安全に停止したということです。 これは単なる高速列車の製造技術、走行管理システム技術の優秀さだけではなく、それらが最先端の地震警報システムと組合されたことにより成し得た結果でした。