第二の地球はすぐそこに!? [宇宙のロマン]

  カリフォルニア大学の天文学者たちで構成されているプラネットハンター・チームは、恒星の周囲の「生命居住可能領域」と呼ばれる領域に位置する系外惑星を発見したと発表。

グリーズ581gの想像図 Credit:Lynette Cook/UCSC

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 この星は赤色わい星グリーズ581(Gliese 581)」の惑星で、「グリーズ581g(Gliese 581g)」と名付けられました。生命居住可能領域とは、生命の存在に必要な水が液体の形で存在することが可能な温度を維持できる領域気で、周知のように水は恒星からの距離が近くても遠くても、(生命が発生できる)液体の形で存在することはできません。この点においてグリーズ581g は、地球が太陽から適度な距離にあるのと同様に、恒星から適度な距離に位置しているのです。
グリーズ581g は、その大きさや表面の組成、そして重力の大きさも地球と類似しており、その直径は地球の1.2から1.4倍程度と大きさもほぼ同じであり、重力も地球と同じか若干大きいくらい。表面は地球と同様に岩石を含む組成を有していると考えられています。

なお、グリーズ581g は重力の影響で常に同じ面を恒星に向けて公転しているため、グリーズ581g の片側は常に昼の状態、反対側は常に夜の状態になっているそうです。グリーズ581g の平均表面温度はマイナス31℃~マイナス℃と推定されているので、恒星に向いている面はかなり高温で反対側は極寒と温度差が著しい可能性があると予想されいえいます。

 グリーズ581g は、米国のリック天文台とカーネギー研究所の「リック・カーネギー系外惑星サーベイ(Lick-Carnegie Exoplanet Survey)の11年間にわたる観測の結果発見されたもので、グリーズ581 は地球から約20光年とかなり近いことから、科学者らはこのような惑星はほかにもたくさん存在する可能性があると指摘しているとか。

われわれの住む太陽系には、地球以外には生物が住んでいる可能性のある惑星はほとんどないようですが、こうしてわずか20光年という近距離(天文学的距離で見て)にグリーズ581gのような惑星が発見されたということはたいへんうれしいことですね。

まあ、20光年とは高速で旅行して20年間かかる距離なので、原子力エンジンの宇宙船を使用して速度が光速の10分の1であったとしても200年という気の遠くなるような時間がかかるわけですが、ひょっとしたらひょっとしてこのような近距離に人間と同じような知的生命がいるかも知れません。

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  第二の地球と言えば、1970年代に人気だった松本零士さんの「男おいどん」シリーズの『ワダチ』の大地球を思い出しました。なつかしいですね。。。

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